
食べないことで何が起こる?ファスティングで得られる効果
更新日:2021年3月17日

今日はファスティング・断食のお話です。
断食というと、
僧侶とかインドの修行僧がする精神修行・・
といったイメージがありますが、
最近では
週末ファスティングとか
プチ断食など、
広く健康法の1つとして
取り入れる人も多くなっているようです。
1日2食で充分⁈
昔は、栄養失調で病気になる人が
多かったですが、
現在の病気のほとんどは、
「過食」と「偏食」が原因だと言われています。
農業が始まる以前は、日本も、
そしてアメリカでも1日2食が基本。
が、現代は1日3食どころか、
好きな時に好きなものを好きなだけ食べられる「飽食の時代」です。
そのため、食事と密接に関わる
肥満
高血圧
糖尿病
脂質異常症
などの生活習習慣病が急増。
また、手軽で便利なファストフードや
レトルト食品は、
必要なミネラルが不足するため
体はいくら食べても満足しません。
その結果、過食を招くという悪循環が出来上がります。
ファスティングで得られる効果
①内臓が休まる
人の体が一番エネルギーを使うのは
「消化」だと言われています。
1日3食、食べることで使うエネルギーは
なんとフルマラソンで使うエネルギーと同じ!
食べ物を取り込んで、それを消化し
体に必要な栄養素を吸収して
不要な毒素を排出する訳ですが、
食べ過ぎなどで内臓の負担が大きいと、
消化活動がうまく行かずに
様々な「体調不良」として体に現れます。
食べ物を取らなければ
血糖値が上がらないので膵臓が休まり、
毒素排出に関わっている肝臓も休憩できます。
「内臓を休めて元気にすること」が
ファスティングの1番の効果です。
②免疫力が高まる
腸は「最大の免疫器官」と言われています。
腸には、食べ物以外に細菌やウイルスが
侵入するため、
免疫に関わる細胞の6割以上が存在しているからなのですが、
この腸の健康を保つことが、
免疫力アップの鍵となります。
食べ過ぎで腸内環境が悪化して
腸壁が荒れると、
未消化のものまで通してしまい
アレルギー反応や自己免疫疾患を引き起こします。(リーキーガット症候群)
ファスティングで排泄力を高めて
リーキーガット症候群が改善すれば、
免疫システムが回復し、
病気への抵抗力が改善すると言われています。
③精神が安定する