
ホリスティック栄養学入門〜心の栄養素④「精神性(スピリチュアリティ)」〜

ホリスティック栄養学では、
食べるものから得られる栄養が大事なのはもちろんですが、
それ以上に、心を元気にしてくれる「心の栄養素」を重要視しています。
今日はその中の1つ「精神性(スピリチュアリティ)」について
私なりの視点をお伝えしたいと思います。
精神的に未成熟でいることのデメリット
精神性とかスピリチュアリティというと、
なんだか漠然としていて「???」という人も多いと思います。
そこでですが、例えば
「精神的に大人」もしくは「精神的に子供」
こんな風に使ってみると、
この精神性という言葉もイメージが湧きやすいんじゃないでしょうか。
「精神的に子供」というと、
「精神年齢が低い」「幼稚」とも言えると思いますが、
言動が子供っぽい
直情的で感情的になりやすい
自己中心的で相手のことを考えない
気持ちをなかなか切り替えられない
嫌なことがあるとすぐ顔や態度に出てしまう
こんな特徴があるんじゃないでしょうか。
もちろん、幾つになっても時には子供のように「自分」を押し出すことが必要な時があったり、
気心の知れた仲間内では、素の自分でいた方が盛り上がることもあるでしょう。
そうかといって、
精神的な成長を放棄してしまうと、その「ツケ」は結構大きいものが・・
大人同士の付き合いができない
一緒にいると疲れる
尊敬できない
表面的な関係性しか築けない
と、気づいたら、周囲の人たちが離れてしまった…
なんてことにもなりかねません。
いくつかある「心の栄養素」の中で、
誰にとっても一番大切なものは「人間関係」ですが
「精神的に子供」でいる最大のデメリットは、
より良い人間関係を築くことにマイナス影響を与えて、その結果として
「人間関係」から得られる愛や思いやり、安心感・しあわせ・満足感・尊敬・達成・喜び・充実感といった
「心の栄養素」
を十分補給できなくなることです。
「精神的な成長」のためにできる事
「精神的に大人」な人って、それじゃあどんな人??という事ですが、
これはあくまでわたしの考えになりますが、
「心が安定した人」「情緒が安定してる人」
これが結構、大きいのかなと感じています。
細かなことをあげると
相手の目線になって思いやれる
自分のことは自分で決められる
自分をよく理解している
客観的に物事を俯瞰できる
聞き上手
良い悪いで判断しない(グレーな部分を認められる)
常に成長しようとしている
などなど、「精神的に大人」な人の特徴はいくつかありますが、
全ての土台になるのが「情緒の安定」「心の安定」あってこそ、なんじゃないかと思います。
個人的には、この「情緒の安定」「心の安定」を得るのにとても役立ったことが
「全てが自己責任」「誰かのせいにしない」という考え方です。
例えばですが、わたしが長いこと抜け出せなかったのは
「こんな自分になったのは、親のせい」という思い込み。
厳しく育てられたから、自分らしく生きられない…
という不満を抱えながら、父との関係に苦しんだ時もありましたが、
今振り返ると、誰かのせいにしているうちは、成長できないんですね。